頭痛で受診された患者様へ 研究協力のお願い (新規)
鳥山クリニックでは、信州大学脳外科と共同で上記「頭痛患者の予兆の診断と臨床的意義」という研究を行います。
頭痛患者様の臨床情報を調査する研究で、研究目的や研究方法は以下の通りです。直接のご同意はいただかずに、この掲示などによるお知らせをもってご同意を頂いたものとして実施されます。(信州大学倫理委員会承認番号5168)
皆様方におかれましては研究の主旨をご理解いただき、本研究へのご協力を賜りますようお願い申し上げます。この研究へのご参加を希望されない場合、途中からご参加取りやめを希望される場合、また研究に関するご質問は下記の問い合わせ先へご連絡下さい。
(1)研究の概要について
研究課題名:《頭痛患者の予兆の診断と臨床的意義》
研究期間: 2021年6月3日~2026年12月31日
実施責任者: 鳥山クリニック 院長 鳥山俊英
(2)研究の意義、目的について
《研究の意義、目的》
頭痛患者様の一部には頭痛のみならず、前兆(頭痛開始前に5-60分持続する視覚、感覚、言語、運動、脳幹、網膜症状)や予兆(頭痛発作の数時間から1.2日前から生ずる、倦怠感、頚部のコリ感、光過敏、音過敏、悪心、あくびなどの症状の様々な組み合わせ)が出現します。日本人の頭痛における、前兆の研究は広く行われてきましたが、予兆ついての研究の歴史は浅く予兆の有病率や頭痛重症度および治療効果との関連は十分に解明されていません。今回の研究の目的は、頭痛における、予兆についての有病率や特徴を調査することと、予兆が頭痛と頭痛治療に与える影響を知ることです。これにより今後の頭痛治療がより情報に基づいたものとなります。
(3)研究の方法について
《研究の方法》
当院では頭痛患者様に対しては、頭痛の鑑別に必要な質問と、予兆に関する質問をおこないます。予兆の有病率や重症度が頭痛の臨床的特徴によってどのような差異を有するかを検討します。さらに、片頭痛時に服用していた頭痛随伴症状改善薬(吐き気止め、めまい止めなど)を予兆時に服用すると頭痛の重症度を改善するという報告の検証を目的に、片頭痛随伴症状のある方に対しては、随伴症状改善剤を予兆時に内服して頂き、この方法が頭痛の重症度を改善するかを検証します。
(4)予測される結果(利益・不利益)について
参加頂いた場合の利益・不利益はありません。
(5)個人情報保護について
研究にあたっては、個人情報を直接同定できる情報は使用されません。また、研究発表時にも個人情報は使用されません。
(6)研究成果の公表について
この研究成果は学会発表、学術雑誌およびデータベースなどで公表します。
(7)問い合わせ等の連絡先
鳥山クリニック 院長 鳥山俊英
住所:384-0051 小諸市八満187-1 TEL 0267-26-0308